2021/02/02

千秋公園:殉難警察官之碑(再投稿:2014年09月11日)

 

二の丸から 売店横の階段を登り切った
本丸の入り口付近に建っている
殉難警察官の碑



明治時代からの殉職者の名が刻まれている
石板もある

実は 最も多いのが 防疫活動による殉職
明治から大正にかけて
若くして亡くなった警察官が多い

当時 防疫活動は
衛生警察としての重要な活動だったと思われる

おそらく コレラや赤痢などの流行に
対応した警察官が 病気を発症してしまったのだろう

殉職者の石板を見ながら
若くして亡くなった無念を思う
同時に 医師や看護師などの 直接的な医療従事者は
もっと多くの人が亡くなったのではないかとも思う

石碑に名を刻まれることもない人たちも
疫病の矢面に立っていたのかもしれない

現代の警察に 防疫活動のイメージはあまり無いが
凶悪な疫病が流行った場合には
人の移動の制限などに 警察官が動員されることだろう

最近のデング熱の広がりには驚くが
さらに凶悪な疫病が国内に入り込まないことを願う