ハンギンググリーングラス(銀線:Kiyo・香澄 ガラス:グラススタジオ ヴェトロ)。ガラスと銀線細工の組合せは、膨張率の違いから溶着では実現困難なので、革を利用して熱を加えない組合せで考えました。
構想が決まるのが遅かったために、展示会の1ヶ月前に初めての打ち合わせをしました。ヴェトロの小松さんには、ご自身の展示会もあり制作時間の厳しい中で制作していただきました。
銀線担当のお二人にも時間の無いところギリギリで作っていただきましたし、スタンド担当の私もできたのは展示会の始まる前々日くらいでした。ほとんど打ち合わせ無しで、いきなり本番を作ったのは他の作品と同様でしたが、展示会ではたいへん好評でした。
以下、銀線とガラスと革の組合せ三様です。
今回は、銀線細工とガラスという組合せの難しい二つを革が繋いで一つの作品になりましたが、やはり銀とガラス合いますね。もっといろいろな可能性がありそうです。工法やデザインをじっくりと検討したり、作り手同士が打ち合わせをする時間が今回はほとんど無かったので、また機会があればその時は、より良い物が生まれるのではないかと思います。
それから、主役じゃなくても生きる革の脇役力を再認識しました。革の使い途もまだまだ広げて行くことができそうです。