銀線細工の企画展も無事終了して、ようやく落ち着きました。おかげさまで、矢留フィリグリーの展示は好評でした。その中でも最も注文を集めたのが、銀線飾り金具の雛人形です(銀線頭飾り:Kiyo 扇と笏:内藤春海 人形:秋田人形会館)。
銀線の作り手に最初に飾り金具を製作していただいて、その金具に合わせて東北唯一の雛人形メーカーの秋田人形会館さんに人形を製作していただきました。金具も人形も特別に作られた雛人形なのです。
女雛の頭飾りだけは2通り作りました。こちらの頭飾りも良いですよね。扇の黒い背景は、銀線細工の後ろに黒味銅をはめ込んでいます。手の込んだ作りの金具です。男雛の笏も同様の作りです。
新聞やテレビで紹介されたこともあって、この雛人形を見に来てくださった人もいらっしゃいました。真冬の展示会でしたが、春を感じる展示になったのではないかと思います。
*その後、秋田銀線細工の金具を使った雛人形は製品化され、秋田人形会館さんから発売されております。